ホンダLIFE(JB5限定)、お手軽交換では無いエアコンフィルターを、お手軽交換に仕様変更する方法 ~後編~
2016-08-23
交換しにくい部品でも、純正パーツを上手く使えば交換しやすくなる流用ワザがあるんですよ♪
朝晩とも、幾分過ごしやすくなってきて、夏も間もなく終わりを迎えようとしていますが、それでもまだ日中はエアコンを欠かすことは出来ませんよね♪
こんにちは
タイヤ・コーディネーターこと、まさTYREの田中です♪ (・∀・)ノ
今回は、ホンダLIFE(型式 JB5)のエアコンフィルターを交換させて頂いたのですが、それに関して作業性が非常に悪かったので、交換する序でにひと手間加えた交換方法を書いております。今日は、その続きです♪(初回の内容ブログは、こちら!)
そして、1つだけご注意して頂きたいのですが、今回のこのブログに書かれている作業は、
ホンダLIFE (型式JB5)のマニュアルエアコン仕様車限定のネタになりますので、予めご注意ください。(同型式のオートエアコン車両には、元々からこれらのパーツが使用されております。)
では早速、作業の続きにまいりましょう!
純正部品を流用するから、見た目もスッキリ♪機能性も抜群♪
エアコンフィルターを交換するのは、簡単に交換できますよ♪とお伝えするのもボクら自動車に関わる仕事に従事している人の役目でもあると思うのですが・・・ 今回の作業は、決してその様な事が言えないくらい、ややこしい作業が伴いました。
交換方法が面倒だと、誰もやろうとは思いませんよね。ボクでさえ、なんちゅうややこしい構造やの・・・と、半ば呆れてしまいました。そこで、次回からの交換作業をもっと簡単に!もっと効率良く出来る様に!と思い付いたワザが、同型の純正部品を流用すれば、見た目と機能美を損なう事無く、その力を存分に発揮してくれ流用ワザです♪
用意するのは、同型車種のオートエアコン式のエアコンフィルター一式セットになります。初期投資は多少かかりますが、純正部品を流用するので部品代のコストも抑えられますし、何よりも次回からの作業性が格段にラクになります♪
早速、ホンダ純正パーツに行って部品の手配をします。オートエアコン式のエアコンフィルターを流用して使うには、下記の部品が必要となります。
①、エバポリッド(白色の蓋) 品番 7903-SFA-941 部品単価/1個¥430
②、フィルタートレー 品番 80290-SFA-941 部品単価/1個¥1,390×2個要
③、エアコンフィルターセット 品番 H8029-SFA-J03 部品単価/1個¥3,500(2個入り)
この3点を揃える事で、次回以降の交換作業が格段にラクになるんです♪部品が揃ったところで、作業の続きです。
エアコンフィルターを取り出した状態は、下の写真の様になります。
この時に、一緒にエバポレーターの洗浄作業をしておくと効果は倍増するかも知れません。時間に余裕がある方は、市販のエバポレータークリーナーを用意しておくと一石二鳥ですよ♪
用意したフィルタートレーに、エアコンフィルターをセットします。この時の注意点は、
各部品の向きに注意する事!です。
フィルタートレーにも、フィルター本体にも向きがありますので、セットする際には向きに注意してくださいね。
各部を拡大すると、こんな感じでセットする様になります。
フィルター本体と、トレーの向きを確認しながらセットすれば、交換作業は完成になります♪
※画像には、表記されている文字が見えやすい様に色付けしております。実際のトレーには色付けされていませんので、注視して確認してくださいね。
後は、バラしたダッシュボードパネルを元通りに戻して組み付ければ、交換作業は終了です。お疲れ様でした♪
純正品を流用するワザって、意外と重宝するんです♪
今回の様に、同型車種で上級グレードの純正部品を流用するワザは、マニアックな人しか知らない場合が多いです。ネットで、その車種の検索ワードを叩けばヒットします。ボクも、今回の作業性の悪いJB5に関して、検索をかけました。みんな、こんな面倒な作業を毎回やっているのか?そんな不思議を覚えたので・・・(苦笑)
自分が必要としている情報にヒットはするのですが、みんなネットに投稿はしているけども細かい部分までは明記してくれていません。なので、もし全国で同じ様な思いをしているユーザーさんが居るのでは無いかと思い、今回のブログには必要な部品の品番を明記しました。
今でも車種に因っては使えるワザもあると思うのですが、こうした流用ワザは昔は日産車では沢山のワザがあったのを覚えています。S13のシルビア、180SXのブレーキキャリパーを、R32スカイラインのブレーキを移植してブレーキ性能を向上させてみたり、タイロッドの直径を太いスカイライン用に変更してみたりと、いやはや懐かしい頃の記憶が甦ります♪(笑)
今回、ちょっとしたマメ知識とちょっとした手間を加えたので、次からの交換作業が断然簡単に出来る様になりました。1年後の次回エアコンフィルターを交換する際の作業では、フィルター本体だけを用意するだけになります。
しかも、ダッシュボードパネル正面の取っ手部分からトレーを引き出し、フィルターのみを交換するだけになります。あのややこしい作業を繰り返す必要性はなくなりますよね♪
最後に、一言。基本、同型車種ですから取付けするには無加工で装着が可能になりますが、中には小加工を必要とする場合もありますので、ネットに出回っている情報を鵜呑みにするのだけはヤメて、またご自分で作業をする場合は自己責任となりますので気を付けて作業をしてくださいね。