ヨコハマタイヤのPRADA PA03が、超絶イィ感じ♪

2022-01-13

 

貨物系商用車は、荷重指数が重要!ってのを知って頂きたい

こんにちは!
砥部町高尾田でタイヤとホイールの販売をしています、タイヤ・コーディネーターこと、まさTYREの田中です♪ (・∀・)ノ

 

商用車のハイエースやNV350キャラバンをカスタマイズするのが定着してますが、ここ近年では軽トラックや軽の箱バン貨物車両でも、カスタマイズが人気のようですね。特に、オフロード仕様にする所謂 『 アゲ仕様 』に変更するのが、近年の人気スタイル見たいです。

 

それよりも随分と前から軽トラックのタイヤを、13インチや14インチにサイズ変更する事例はこれまでもあったんですが・・・これだと、車検の時に元の貨物用タイヤに戻さないと車検不適合となっていました。

 

なぜなら、インチアップして組み込まれたタイヤは乗用タイプのタイヤになるので、貨物用タイヤ本来の荷重指数(重量を支える能力)が不足するからなんです。

 

タイヤには、走る・曲がる・止まる・支えるといった能力が求められます。このいずれか1つでも欠けると、何かしらの不便さを強いられる事になるんですね。

 

また、インチアップの基本的考え方は、純正タイヤサイズに近い数値に合わせる事なんですが、それに加えて重量を支える能力も必要となるんです。ここ、意外と見落とされがちな部分なんですが、ここの数値が低いとタイヤが車両を支えきれなくなり、走行中に破裂(いわゆる、バースト)する結果を引き起こす原因となるんです。

 

 

実は、ヨコハマタイヤのPARADAが、貨物用にチューニングされてた事実!

事の発端は、ボクの長年の親友の軽トラックをスタッドレスタイヤに履き替えした時の事でした。車両はホンダ:アクティートラック、いわゆる軽トラなのですが、約2年ほど前に純正タイヤサイズから2インチアップの14インチにしたんです。

 

その当時は今回ご紹介するヨコハマ PARADA PA03 の設定は無かったので、比較的タイヤの強度が強そうなミニバン系のタイヤを履かせていたのですが、それでもやっぱり毎日仕事で使っているので定期的にローテーションを実施しても、タイヤの摩耗は否めませんでした。。。

 

本人からは、特に不満感はないし、次も同じので良いって事だったのですが・・・提案した、ボク自身が何だか腑に落ちないので、他に良いタイヤ=長持ちしそうなタイヤはないのだろうかと色々と調べていたんです。

 

条件としては、先ずタイヤ外径が純正サイズと同等であること。次に、荷重指数も純正サイズ同等か、それを上回る数値を確保している事。加えて、ロードノイズが少なめである事。。。等々、全部の条件をクリアーするのはムリだろう!? ってな項目を調べ上げていたんです。

 

旧規格の軽トラなので、純正サイズは145R12 6PR。タイヤ外径が、約543㎜、単輪で1本当たり450㎏まで支えれます。これと互換性があるのは、外径寸が約537㎜、同条件で450㎏の新規格サイズである145/80R12 80/78NのLT規格サイズになります。

 

ホイールが14インチなので、サイズ的に該当するのは165/55R14 72V。外径540㎜、負荷能力を示すロードインデックス数値が72ですから、1本当たり355㎏は支えれます。でも、純正サイズに比べると約100㎏ほど不足する結果です。

 

普段の積み荷が少ない、或いは、荷物はほとんど積まないのであれば語弊が生じるかも知れませんが、165/55R14 72Vでも問題ないかと思います。単純に355㎏ × 4本分で1420㎏は支える事が出来る計算なので、空気圧の管理調整でカバーできる範囲です。

 

でも、彼の場合はそういったシチュエーションが皆無ですので、どうしたものか?と頭を悩ませていました。
すると、ヨコハマタイヤのGEOLANDARシリーズの設定サイズリストが目に留まったんですね。145/80R12 80/78N LT規格・・・そこから、ヨコハマタイヤのサイトをのぞき込んでいると、PARADAで軽のインチアップ対応品がある事に気付いたんです!

 

 

ちょうど同じタイミングで、N-BOXカスタムのタイヤ交換作業があったので、他社製品との比較検証を実施して見ました。

先ず見た目ですが、タイヤサイズを明記してあるラベル部に 165/55R14Cって表記がありますが、14の隣にあるCってのはLI値を示すアルファベット表記で、6PR相当の荷重指数を確保している事を意味します。

 

あと、メーカーが発表している様にトレッド幅が他社製品と比べて広く作られていました。その差、20㎜ほどワイド化してるとの事です。(このワイド化が、作業する側にとっては致命的な事に繋がるのですが・・・w)

 

 

次に、組替作業をするのでタイヤを持った感じは、他社製品に比べて重いです。重い=ケース剛性がしっかり確保されている事を意味すると実感しましたね♪ これだけタイヤのケース剛性がしっかりしていると、旋回時のヨレや荷物の積み過ぎによる潰れ等は皆無でしょうから、耐摩耗性も格段に向上する事を意味します。って事は、タイヤ交換のサイクルを延ばす事が予測できますから、消耗品のタイヤですけど経済的って事が言えます♪

 

同じヨコハマタイヤからは、オフロード走破も可能なGEOLANDAR  M/T G003 が発売されてます。こちらは純正サイズの145/80R12 80/78N LTの設定があるので、みかん農家さんや田んぼを行き来する米農家さんなど悪路走行が多い方には良いかもしれません♪

 

また同GEOLANDARに関して言えば、145幅で14インチの設定があるGEOLANDAR X-AT と言うのもありますが、こちらは外径寸が50㎜ほど大きくなりますから、装着するには注意が必要になります。

 

他メーカーですと、トーヨータイヤからオープンカントリーで145/80R12 80/78N LT が発売されています。ボクの箱バンのアクティーバンにも装着してます。

ただ、この手のブロック柄のオフロード系タイヤを選んでしまうと、走行中のロードノイズが気になってしまうかも知れません。。。今でこそ、ボクは慣れましたが、ぶっちゃけ街乗りでは結構ウルサイですww

 

車検にも適合する軽トラック・箱バン向けのインチアップ仕様タイヤか、純正サイズでワイルドにドレスアップを愉しむか?これからは、この2つの巨塔が軽トラックのドレスアップを担っていくでしょうね♪

 

GEOLANDAR  M/T G003

GEOLANDAR X-AT

OPEN COUNTRY R/T

 

今日も長々と書いてしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました♪

 

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