輸入車のタイヤにはミシュランを提案していましたが、今回は敢えてのミシュランを外す選択をしました。その理由とは?

2017-01-21

運転していても疲れにくいタイヤ 王者ミシュランが、選ばれ続けて王座に君臨するには理由があります♪

大寒を迎えたと同時に、一昨日からまた寒波が来ましたね。この週末に、水仙の撮影に行こうかと目論んでいたのですが・・・寒さに打ち勝てるか、そこが問題です!(でも、今日の天気を見る限りでは、それほどでも無い様な気もします 笑)

 

こんにちは!
砥部町高尾田でタイヤとホイールの販売をしています、タイヤ・コーディネーターこと、まさTYREの田中です♪ (・∀・)ノ

 

さてさて、先週は東京オートサロンに行って来ました。ぶっちゃけ本音としては、
欧州系のタイヤメーカー(ミシュラン・コンチネンタル・ピレリ)の情報が知りたくて行ったのですが、残念ながら海外メーカーは出展されていなかったんです。(泣)

 

これまでボクのお店では、輸入車には真っ先にミシュラン を提案していたんです。その理由として、以下の様な特徴があってこれまでお客さまにお勧めしてきました。

ミシュランのタイヤは、タイヤの骨となるビード部分の作りがしっかりしていて、軸がぶれないんです。軸がぶれない事は、運転していても疲れにくいメリットがあります。特に、高速走行の場合は、車線変更してもハンドルの安定性が高いので、安心して走行する事が出来るんです♪

その中でも、ミシュラン プライマシー3と言うタイヤがあるのですが、乗心地や運転中の疲れにくさでは、結構、高評価を頂いていたんですね。

正直、金額はそれなりしますが、車内の快適性には3つ星どころか、5つ星をあげても問題ないタイヤなんです。

 

そういったメリットを与えてくれるタイヤでもあり、輸入車の風格と威厳も誇示してくれるから、これまでも強い人気があったんだと思うんですね♪

 

遂に、ミシュラン王座陥落!!今回はミシュランを止めて、ピレリタイヤにしました!

ところが、そんなミシュランに唯一の難点が発覚したんです。タイヤ交換してからローテーションのメンテナンスをしているにも関わらず、3万㎞保つか否かの予想外にも早く減ってしまった・・・

 

正直、これには予想外の出来事で、お客さまに提案したボク自身『マジかァ~?』と呆然とするしかありませんでした。ネットで色々なユーザーさんの声を拾っても、同じ様な経験をされている方がいらっしゃるので、これは走り方云々の問題では無く、そういった作りのタイヤであるなと判断しました。

 

クルマの車格を維持したまま快適に走れるのですが、タイヤの磨耗ライフが早いのであればお客さまにお勧めする事が出来ませんし、本音を伝えた上で購入してもらいたいので、これの代替タイヤを候補として探す様にしました。

 

そこで次の候補として登場したのが、同じく欧州イタリアのメーカー、ピレリになります!

2015年に中国企業によって買収はされ、俄かに心配されたピレリですが、そんな心配はどこ吹く風の如く、2019年までF1のオフィシャルタイヤサプライヤーとして君臨し続けています。

 

そんなピレリですから、そのタイヤの信頼性も折り紙付きです。今回は、こちらのタイヤを選択してご提案させて頂きました。

 

と、少し大袈裟な感じで書いて見ましたが、ぶっちゃけて言うとピレリか、コンチネンタルタイヤの一騎打ちでもありました。ただ、ボク自身がコンチネンタルタイヤを使った事が無くて、その特性の裏が取れなかったのが事実なんです。(苦笑)

 

 

思惑、良い感じ?! ピレリP7は、結構トレッド幅が広くて、サイド剛性も高そう♪

装着させて頂いた車両は、ボルボのステーションワゴン V70になります。車両総重量が、1.8tを越える重量に耐え得る様に、タイヤにも高負荷に耐えられる条件が求められます。

 

無論、そうした諸条件をクリアーしたタイヤを選んでの今回の作業ですから、タイヤの強度にはミシュランにも引けをとらないくらいの剛性感があります。寧ろ、ミシュランよりも剛性感があり過ぎて、段差を通過した時のゴツゴツ感が気になるかも知れません・・・(滝汗)

 

実際に、組込んだ際に感じた印象なのですが、トレッド幅が予想外に広く感じました。
これだと、タイヤの接地面が大きいので高速走行中にハンドルの安定性が良くなるのでは?と作業を進めながら感じました。

 

サイドの側面も全体に剛性があり、ミシュランに比べると剛性があり過ぎな感じです。
ミシュランは、ビード部の剛性を高めて軸がぶれない作りにしていると書きました。その分、段差などを通過した際に発生する力をサイド部で吸収して、乗心地を損なわない作りにしているんです。

 

逆を言えば、ピレリはサイドの剛性を上げ過ぎているのかも知れません。実際に、これまで履いていたミシュランとピレリのサイド部を、お客さま自身にも触って比べてもらいました。

 

4本とも、良い感じで綺麗に減っていました。。。寧ろ、減るのが少し早い感じです(泣)

ミシュランのサイド部はフニャフニャ感があり、ピレリのサイド部は硬い。この違いが、タイヤの乗心地にも影響しますし、ハンドリングにも影響する事をお伝えさせて頂きました。

 

交換してまだ間もないので、お客さまから詳しいインプレは聞けていませんが、ピレリタイヤも輸入車の足元を彩るのに良いかも知れません。そうでないと、BMWやアルファロメオ等のハイパフォーマンスカーである輸入車の新車装着タイヤとして採用される事はありませんもんね♪
次にお客さまとお会いした時に、どんなインプレを聞かせてもらえるのかが楽しみなタイヤです。

 

今回は、敢えてミシュラン以外のタイヤを選んだのですが、決して今後もミシュランを使わないと言うのではありませんので誤解の無い様に。ミシュランの低燃費タイヤを代表するエナジーセイバー + などは、磨耗ライフに長けているので今後も条件が合えばご提案して行きますね。

 

 

 

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お客さんの使用条件にあったベストなタイヤをご提案させて頂きますので、何かタイヤの事で困ったらお気軽にご相談くださいね。


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