工賃とは、技術料を数値化した金額の事なんです。

2017-02-24

意外と、軽視されがちな項目『工賃』や『技術料』。そこには、プロ意識が含まれている項目なんです。

職人になるには、技術取得は勿論の事、細部までの配慮も含みますし、更には、そこまでの領域に達する為の時間も必要とします。それらの経験値を積み重ねた結果が、プロであり、職人さんと呼ばれるのでは無いかと思うんです。

 

こんにちは!
砥部町高尾田でタイヤとホイールの販売をしています、タイヤ・コーディネーターこと、まさTYREの田中です♪ (・∀・)ノ

 

お店で商品を購入されて、取り付けを必要とされる場合に発生するお金を、工賃、又は、技術料と呼ばれています。で、この工賃だったり技術料は、案外軽視されている節があるんですね。(泣)

 

先日、隣の地区で出張作業をしていた時の事です。
他の地区での作業依頼を受けたので、事前に地元の協力業者さんの所でタイヤの発注手配と交換作業の依頼をお願いしておいたんですね。その場所で、工具類をお借りして自分が作業をしても良かったし、道具を貸すよともお声をかけて頂いたのですが・・・そこは、お互い作業工賃で稼ぐ世界の住人同志ですので、少しでも売上げの足しにしてもらえれば良いなと思い、交換作業もお願いしました。

 

暫くして、タイヤを持込で作業を依頼した場合の金額を教えて欲しいとお客さまが来店されました。おそらくは、一見さんだと思われます。お客さまとお店の人が商談されていたのですが、どうやら交渉決裂した様なんです。

 

そのお客さまは、去り際に『工賃、高いなぁ』と少々おかんむりの口調でしたが、お店の方は『個人販売店ですから・・・』とサラリといなされてたのが印象的でした。

 

さて、ここで驚いたのが、このお客さまの持込交換の料金は、一体いくらぐらいを想定していたのか?と思うわけです。因みに、タイヤサイズは15インチクラスの大きさで、交換本数は2本。金額面にして、2本交換で税込み¥4,320- です。

 

果たして、この金額が高いのか?安いのか?

 

実際、お店に因っては確かに持込作業の場合だと割増料金を設定しているお店がありますし、大手量販店等では持込作業を全てお断りしているお店があるくらいです。ボクのお店でも持込作業は請けたまわっていますが、持込作業の工賃は少し高めの設定にしています。まさタイヤでの持込作業料金は、こちら♪
逆に、工賃単価の金額を下げているけど、オプション料金で高めに設定している形態のお店があるのも事実です。

 

最終的には、どこも似た様な金額帯になると思うのですが、依頼されるお客さまの状況に因っては料金は多少の変動があると思います。(例えば、産業廃棄物指定である廃タイヤ処理がご自身で処理が可能な方ですと、廃タイヤ処分料がかかりません。)

 

 

技術を習得するには、実務経験等の時間が必要であり、それらの積み重ねでプロになれる。

ちょっと前に、すし職人の学校に関してネットでも話題にもなりましたが、職人に対する考え方も時代の変化と共に変わって来ていますよね。合理化ってワケではないけど、考え方が二分しているなと思います。

 

ボクらが学生の頃だと、職人になるには厳しい下積み時代を経て、修行を繰り返して初めて職人になれるって教えの基で育ちましたが、今は、それ専門の学校に進む事で職人になれる時代だそうですね。

 

ピンポイントで学んだり、短期間で特訓してその仕事を極めるのは、学ぶ人の人生を効率良くする方法でもあるので否定はしませんが、果たして、そんな簡単に職人と称して良いものか疑問が沸き起こります。

 

技術を取得するには、基本を徹底的に繰り返し反復練習して、自身の身体に染み込ませる必要があると思います。自宅の壁にあるスイッチを入れると電気が点く、水道の蛇口を捻ると水が出る様に、あたかもそれらの行動が自然と当たり前の様に出来るまで繰り返し練習を重ねて、初めて技術の習得になるのでは無いかなと思うんですね。

 

それらを毎日繰り返し行う事で、いつの間にか自身に付いていて、身体が意識しなくても反応する領域に進めるのだと思うんです。

 

プロの人や、職人さん達は、そうした時間と練習を積み重ねて来ています。そうした中で、自身が体得した知識であったり、技術を発揮した対価として工賃や技術料と言う名の名目を頂いているんだと思います。

 

かく言う、ボク自身も10年以上この世界に在籍しながら技術を磨いて来ました。勉強もして来ました。だから、機械を揃え、取扱うアイテムの良し悪しを判断し、お客さまに喜ばれるアイテムを提案する事が出来る様になりましたし、その勉強過程はまだ現在進行形で勉強している途中でもあります。

 

 

プロとアマの境界線って、どこだろう?

最近では、プロとアマの境界線が曖昧にもなりつつあります。それは、情報が沢山公開されているので、誰でも調べれば知識を習得する事が出来ます。あとは、どこかで実技をある程度体得するだけだでも、プロになる事は可能であると思います。

 

ただ、知識だけ先行であっても、実際にやった事がないのであれば、そこに辿り着くまでは暫く時間を要するのでは無いかと思うんです。経験や場数といった事を積み重ねてこそ、技術は磨かれて行きます。

 

プロの人であったり、職人と呼ばれる人たちは、そうした時間をも惜しむ事無く積み重ねて来ました。それ相応に、時間と労力と情熱を注いで体得したのが技術だと思うんですね。だから、その部分を軽視しないで欲しいんです。

 

商品にしても、安い価格で販売されている商品は値段なりの仕事しかしません。中には、値段以上の仕事をする商品があったりしますが、それこそ稀だと思います。

 

我々、技術職の人間は、お金を頂く以上はプロであり、職人でもあります。どうか、彼らの腕を信頼して仕事を任せてください。時々ですが、何かのサービス料をしてくれるかも知れません。(そういった事は、一切無いかも知れませんが・・・笑)

 

 

 

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