見た目は同じでも、細部の設定が違う純正鉄ホイールの流用は、脱輪のおそれがあるのでオススメしません!
2019-08-27
身近にある軽トラックを、カッコよくしたい♪
こんにちは!
砥部町高尾田でタイヤとホイールの販売をしています、タイヤ・コーディネーターこと、まさTYREの田中です♪ (・∀・)ノ
コンパクトで荷物も沢山積めて、車両維持費も比較的リーズナブルな軽トラック!地方では、まだまだ庶民の足となって人気のカテゴリー車両になります。
そんな普段の足としても使えて、勿論、仕事車両としても使う事が出来るので、それらを少しでもカッコよくしたいと思われている方もいらっしゃると思います。
今日は、2つの事例を題材に安全に使用が出来る軽トラックのカスタムを書きますので、最後まで読んで頂ければ嬉しいです♪
見た目は同じでも、細部の設定が違う純正鉄ホイールの流用は、脱輪のおそれがあるのでオススメしません!
最初は、NG例のお話からです。
先日、軽の箱バンのお客さんのタイヤ交換をさせて頂いたんですね。見た目は、ほぼノーマル状態の鉄ホイールを装着されていたのですが、作業を開始して直ぐに違和感に気付きました。。。
車両は、ホンダのアクティーバンなんですが、ナット形状が違っていたんです。ホンダ車は、純正で球面座ナットと呼ばれる少し特殊な専用ナットが使われています。
これが、普通の60°テーパー角のナットが装着されていて、尚且つ、センターキャップにはスバルのロゴが・・・
はい、実はスバル車に装着されていた鉄ホイールが、この車両に装着されていたんです。ホンダ車に他メーカーのホイールを使う場合は、ホイールナットも用意すれば問題なく使用する事が出来なくも無いのですが・・・実は、もう1つ注意する点があるんです。それが、ハブ径の大きさなんです。
車両から取り外された鉄ホイールを並べた状態では、ほとんど見た目が同じなので各メーカーの品物だと判断するのは難しいと思います。ぶっちゃけ、ボクでさえ見分けがつかない事があります。
見た目が同じ様な形状をしているので、安易に違うメーカーのでもつくだろうと思われて装着されている方が稀にいらっしゃるのですが、取付け面に僅かなガタツキが発生する組み合わせがあります。
そこに気付かずに取付けて走行してしまうと、ナットがしっかりとホイールを留めておく事が出来なくなり、走行中に外れる(脱輪)可能性があるんです。
その原因と言うのが、ハブ径の大きさが違うのが原因なんです。ハブ径は、それぞれ自動車メーカーで直径寸法が異なるんです。。。
自動車メーカー同士が販売提供を共有している車両、例えばダイハツ ハイゼットは、トヨタで言うとこのピクシス、スズキ エブリーならマツダで言うとこのスクラムetc・・・こういった場合を除いて、他メーカー品を流用して使う場合は、きっちり装着できるかの確認が必要です。
仮に、走行中にも脱輪しなくとも次にタイヤ交換作業をする際に、ハブボルトに負担がかかっていて取外し作業、或いは、取付け作業時にハブボルトが折損する可能性が高まりますので、ムダに修理費用が嵩む事も予想されます。
社外品のアルミホイールですと、各自動車メーカーの車両に装着できる様な設計で作られていますから問題ありませんが、純正品の場合ですと専用設計で作られているのでメーカー側もそういった事を前提にはしていません。。。
こちらのお客さんの場合は、車両を中古で購入した時からこの状態だったそうなので、クルマを販売したお店が何らかの事情で他メーカーのホイールを取付けたままの状態で販売したのかな?と思われます。
因みに、この状態を改善するには別途純正ホイール無いし、社外品のアルミホイールを用意するしかありません。仮に、このままの状態でも良いから交換してくれと依頼されても、脱輪の危険性が考えられるので、申し訳ないですが交換作業はお断りさせて頂きました。
流用して使うなら、同じメーカー品を使う方が走行中の危険度は少ないです!
次に、OKパターンの事例です。
同じ車両メーカーのホイールを、個人売買で購入されたお客さんがいらっしゃいます。この場合は、タイヤサイズを純正タイヤサイズの外径に合わせる必要があるのと、車体からハミ出しがなければハブ径もピッタリなのでナット類もそのまま使用でOKです。
但し、使用する車両に適合するか否かの確認は必須です!車体から飛び出る様だったり、ハンドルを全開に切った状態で車体に当たる様だと、NGになります。
また同じメーカーの純正ホイールを流用するメリットとしては、ホイール単体のバランズ精度が高い点が挙げられます。これは、走行中にハンドルの振れを左右する原因に密接に関わるので、廉価の海外で製作されたホイールを取付けるよりかは、安心感が変わってきます。
また、最近の純正アルミホイールのデザイン性が向上した様にも思えるので、飽きが来ないシンプルなデザインが個人的には良いかなとも思えますね。
ただ、デメリットとしては装着したい車両のタイヤサイズに大きさ(外径)を合わせる必要があるので、タイヤサイズに因っては金額が高くつく場合も考えられます。。。
暑かった夏もひと段落の傾向になるつつある中、次は寒い冬の季節の到来が控えてます。インチアップした車両の場合は、スタッドレスタイヤを純正タイヤサイズにして使用するのが定番にもなっています。
その時に、同じインチサイズでもホイールの寸法がありますので、もしご自身でご用意される場合は他メーカーのアイテムは使うのではなく、同じメーカー品で揃えてくださいね♪
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪
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