タイヤ屋が語る、タイヤのぶっちゃけ話

2019-09-17 / 最終更新日時 : 2019-09-17 まさタイヤタイヤ屋が語る、タイヤのぶっちゃけ話

ローテーションをすると、『ハンドルが、軽くなった！』

2019-09-17

こんにちは！
砥部町高尾田でタイヤとホイールの販売をしています、タイヤ・コーディネーターこと、まさＴＹＲＥの田中です♪ (･∀･)ﾉ

我々の業界内では 当たり前 の感覚でやり過ごされているローテーション作業ですが、一般の方にはまだまだ周知されていないと感じています。

すり減ったタイヤから、新しいタイヤに交換しただけでタイヤにまつわるメンテナンスは終わり。。。
では、無いのを知って頂きたくて今日のブログに書いております。

タイヤにまつわるメンテナンスの中には、大きく別けて２つのメンテナンス方法があるんですね。
１つ目は、新しいタイヤに交換する方法。
２つ目は、ローテーション作業を実施してタイヤの寿命を延ばす方法。

この中のローテーション作業に関しては、タイヤの減り方を見てさらに細分化する事で乗心地を左右する項目と大きく関わってくるのですが、マニアック過ぎる内容になりそうなので今回は割愛しますｗ

先日ですが、お客さんの自家用車のローテーション作業をさせてもらったんですね。他店さんで４本同時交換されてからは、そのままの状態で走行されている様だったんです。

空気圧も、適正値の2.5kPa前後を維持していれば良かったのですが、測ってみると2.0kPa 。。。
このままでは良ろしくない状態なので、先ずは空気圧を適正値に調整させてもらったんです。

ここからが、本題です。
タイヤの残り溝を点検すると、主軸であるフロントタイヤ側の溝と、ついてくるだけのリヤタイヤの溝とに差があったんですね。

当然、主軸であるフロントタイヤの方が、溝が浅くなっていたんです。交換されてからメンテナンス実施の確認をすると、特に何もされていないとの事だったので、ローテーション作業を実施させてもらいました。

それから数週間後に、たまたま近くのスーパーでそのお客さんに遭遇した際に、
『この前、作業してもらってから、ハンドルが凄く軽くなった感じがするんよ♪ 』
と、嬉しそうに話してくれたのが印象的でした。

ローテーション効果は、どんなクルマでも体感して頂けます♪(･∀･)ﾉ

ハンドルが軽くなったのは、空気圧を適正値に調整した事が大きな要因なのですが、タイヤの溝が増えた事で、走行中にかかる摩擦抵抗も小さくなった相乗効果なんですよ♪

タイヤ交換をしてから走行距離が約1万㎞ほど走ったら、最初のローテーション作業を実施されるといいと思います。それからは、また同じく1万㎞走行ごとに繰り返して実施するのが理想的です。

逆に、ローテーションをしないと何の不具合が起きるのかと言うと、
駆動輪側のタイヤだけが先にすり減ってしまうんです。

で、この場合のデメリットは、年間の走行距離が多い人に影響が大きいと思います。
平均的な数値だと、新品タイヤからローテーション作業なしで使用可能な走行距離が、おおよそ2万㎞ちょっとぐらいです。もう少しは、伸びるかな？

ここまで走り切ってしまうと、ほぼフロントタイヤの状態は半分以下になっています。リヤタイヤは、転がってついてくるだけなので思ったほど減っていない状態なのに・・・

で、装着しているタイヤに因っては使用可能な限界値まで減っている為、タイヤ交換をしなくてはいけない場合も考えられるんです。リヤタイヤは、まだまだ使えるのに・・・

それって、何かもったいないと思いませんか？ほんの少しの手間をかけるだけで、タイヤ交換をするタイミングを遅らせれる事が出来るのなら、少しの手間でタイヤの寿命を延ばした方が経済的だと思うんです。

ローテーションの作業工賃は、だいたい￥2,000 ～￥3,000の間が相場だと思います。この金額と少しの手間をかけるだけで、何万円もの出費を抑える事が出来るのなら、実施した方がお得だとボクは思うんです。

ローテーションを実施する判断がつかない時は、お近くのタイヤ屋さんに愛車の状態を判断してもらえれば的確なアドバイスをもらえると思います。だって、彼らはプロですからね♪

無論、ボクのところでもそういったタイヤの診断も無料でさせて頂いていますので、お気軽にご相談くだされば喜んでお受けしますので、気軽に声をかけてくださいね！

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪

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