自分棚卸し。拘りについて考えて見た

2017-06-29

誰にも譲れない『拘り』って、持っていますか?

こんにちは!
砥部町高尾田でタイヤとホイールの販売をしています、タイヤ・コーディネーターこと、まさTYREの田中です♪ (・∀・)ノ

 

先日、不意に誰しもが何かしらの『拘り』って部分を持ち合わせているのでは無いかと思ったんですね。仕事に対しての拘りだったり、食に関しての拘りだったり、ファッションについての拘りだったり・・・人の数だけ、たくさん存在すると思います。

 

そんな取り留めのない事を思いつき、自分自身の事を深堀して棚卸ししてみたんです。
ボク自身の拘りで頭に思い浮かぶのは、仕事に対しての拘りが強いなと自覚しています。それは、自分自身が職人であると言う自負から来ているのかも知れませんし、はたまた、そういう風に自身が思い込んでるだけなのかも知れません♪(笑)

 

仕事に対しての拘りが強いと書いてますが、具体的にそれを自分なりに分析すると以下の2点が強いなと自覚してます。

①、お客さまに提案するタイヤに対しての選定基準に拘っている。

②、タイヤ交換に伴う工具類に拘っている。
 (タイヤレバーの形状や、ビードクリームの成分や性質)

この2点が、真っ先に思い浮かんで来ました。でも、②に関しては全くお客さまには関係の無い事なんでアレですけどね(苦笑)

 

 

そもそも、そこに拘る理由があるのか?って話なのですが・・・

2つの拘りを自覚している中でも、①に関しては最も重要な事だと思っています。
タイヤは、黒くて丸い形をしていて転がるだけの代物です。ですが、そのタイヤがドライバーや同乗者の命を守るの役目でもあります。だからこそ、しっかりした商品を届けたい想いがあるんですね。

 

これは何もボクだけに限らず、読者さんがお住まいの地域にある街のタイヤ屋さんは、みな同じ想いであると思っています。少なくとも、ボクが繋がりを持たせて頂いている県外在住の同業者さん達は、みなそれぞれに熱い想いを秘めています。

 

そうした中で、単純に商いと捉えて数が売れれば、当然自社の利益は上がります。利益がうなぎ上りに上がれば、その分儲ける事を意味するワケですが・・・果たして、それだけで良いのか?って想いがあって、安売りの商材品はあまり扱っていません。

 

厳密に言えば、安売り商材品はボクのところでも取扱っていますが、それを大々的に告知したり、相談に来られたお客さまに対して真っ先に勧める事はしていません。あくまでも、それらの商材はアンダーで動かしてます。

 

その理由は、何度も書いてますがそれらの商品にはタイヤとしての強度に疑問点を感じているからなんです。根底にタイヤの強度がしっかり確保されていて、初めてタイヤの性能を発揮すると考えてます。これはタイヤに限らず、世の中にある全てのモノにも言える事だと思うんです。

 

事、タイヤに関して言えば、クルマを支える事から始まります。
クルマを支えながら、走行中の抵抗を抑え(燃費性能に影響する部分)、車内に響く雑音も抑える(同乗者との会話に影響する音の部分)。
そうした基本設計があって応用の範囲が広ければ、快適に過ごす事が出来るんです。

 

そもそも、お客さまからすれば店主の拘りなんて知ったこっちゃない部分かも知れません。でも、人の安全が関わる部分だけに、売れれば何でも良いって考えになれないのがボク自身の仕様だったりするんですね。

 

 

『拘り』を持つ事は、良い事か?

そんな自分なりの拘りを持っていますが、その想いを、そのままお客さまにぶつける事はしません。
だって、それをしちゃうと押し付けがましくなっちゃいますもん!

 

タイヤ選びに限らず、ホイール選びに関してもそうなのですが、我々お店側の人間はオススメ商品の提案をする事はできます。でも、購入に至る最終的な判断の決定権は、お客さま側にあるとボクは思っています。

 

実際、自分が買い物に行った場合で、自分の好みでは無い商品をゴリ押しされたら、どう思いますか?ボクなら言葉は悪いですが、『ウザイな!こいつ、ウザイぞ!』って思いますもん。

 

購入予定のあるお客さまなら、ある程度ご自身で下調べをされている事が多いと思います。これだけ情報がたくさん溢れている時代ですから、少しキーワードを入力して検索すると、キーワードを元に関連する情報は0.0何秒で手に入ります。

 

その中で、分からない事や気になる事があれば、お客さまの方から積極的に質問されます。『これとこれの違いは何?これとこれなら、どっちが良いの?』とか、そういった感じにですね。
お店側からすれば、その質問等に対して真摯に向き合い、的確なアドバイスを正直にお話させて頂く以外に術は無いと思います。

 

これは実際にボクの工場であった実話なのですが、ハイブリッド車にお乗りの奥様からタイヤ交換に関するお問い合わせを頂いた話です。

その方は、違うお店でB社の高級タイヤを勧められたそうなんです。確かに、燃費性能も良い上に快適な走行性能を保持しているタイヤなのですが、果たして、そこまでの性能を求めていらっしゃったのか?って事を忘れてはいけないと思います。

 

お客さまの話を聞く中で、普段から街乗りがメインだと言う内容でした。逆に、高速走行などの移動は皆無に等しい・・・ この事から、ボクが判断したのは燃費性能に重視したタイヤを提案させて頂き、交換して頂きました。

 

タイヤの性能面だけで言えば、B社のタイヤの方が遥かに良いです。おまけに、販売価格も良いですし、お店の粗利も良いです。(笑)
でも、そこにお客さまの要望が含まれていなければ、それは単なるゴリ押し、若しくは、押し売りに近い印象を持たれるだけだと思うんですね。

 

自身の拘りも必要な時もありますが、そこだけで接するとお客さまの大事な部分を見落としてしまうのでは無いかと思うんです。

 

拘りがあるから売れるお店になれる、拘っているから人気店になる・・・ って、もうそんな時代ではありませんし、そうした事はお客さまには関係の無い事でもあります。

 

拘りに固執するあまりに、もっとも大事な部分を見失っては本末転倒だなと思った事をつらつらと書き綴った次第です。

 

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪

 

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